ハノイで伝説のカメ出現 WTO、APECを祝福?


18日からアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれるハノイで、観光名所ホアンキエム湖に1匹だけ生息するとされる大きなカメが久々に姿を現し話題を呼んでいる。
ベトナム自然環境保護協会のハー・ディン・ドク教授によると、カメが現れたのは8日午前。湖に浮かぶ小島に約30分はい上がった後、水中に戻ったという。
地元で「偉大なおじいさん」と呼ばれ親しまれているカメは「体長約1・8メートル、重さ約200キロ」とされる。2005年までの15年間で200回目撃され、うち37回は胡錦濤・中国国家主席ベトナム訪問など重要な政治日程と重なった。地元紙は「ベトナム世界貿易機関WTO)加盟承認やAPEC開催を祝福しているのでは」と報じている。
ドク教授は「政治イベントとカメ出現を結びつけるのはその人次第」と話している。

共同通信 2006年11月11日(土)08:34

ホアンキエム湖に住む伝説のカメ。ちょっと調べてみました。
15世紀初め、中国明の圧政に耐えかねたレ−・ロイが天から授かった剣で明に勝利した。後期黎朝の始祖となった彼は、湖に棲む龍王の使いの大亀に宝剣を返還した。
こんな伝説で、ホアンキエムというのも「剣を返還した」という意味だそうです。つまるところ、ベトナムの中国からの独立を助けた伝説のカメってことですね。ふーん。
ちなみに、現在ホアンキエム湖にあるゴックソン島の祠には、1968年に湖で捕まえられた2mのカメの剥製があるそうで、これも発見当初は「伝説のカメでは!」と騒がれたそうです。ふーん、捕まえちゃったんだ。

とはいえ、重さ当てなど軽い話題が続いていたところ、カメの神秘さを久々に感じるニュース。
というか、これは何ガメなんだ?2mの淡水ガメがいるという事実はどうやら紛れもない事実。そんなカメはいるのでしょうか。ウミガメでも2mとなると相当でかい部類のはず。淡水ガメ2mはちょっと聞いたことありません。ううむ・・
いやいや、そんな疑問は伝説の前にはどうでもいいのかもしれませんね。