カメにチューしようとして鼻パクリ、女性に降りかかったとんでもない災難―広東省佛山市

2006年11月23日の午後、レコードチャイナのカメラマンは、広東(かんとん)省佛山(ぶつざん)市にあるチョウさんの家を訪れた。彼女は最近、飼っていたカメに鼻をかまれ、まだ赤い鼻をしながら出迎えてくれた。けがについて、医者はもう大丈夫だと言っているそうだ。一体なぜこんなことになったのだろう。彼女に詳しい話を聞いた。

チョウさんが3か月前に病気で倒れた時、友人が一匹のカメを手に彼女の家を訪れた。これでスープを作り、栄養をとってもらおうと思い持参したのだ。しかしチョウさんは、そのカメをペットとして飼うことに決め、新鮮な肉を市場で仕入れて餌として与え、夜も一緒に寝るほどかわいがっていた。

今月21日の夜も、チョウさんはいつも通りカメと遊んでいた。韓国ドラマで悲しい場面を見たチョウさんは、カメもこの悲しさを理解しているように思えてきて、感極まってカメにキスをしようとした。その時なんと、カメが彼女の鼻にぱくりとかみついたのだ。

鼻に激痛が走った。チョウさんは必死でカメを引き離そうとしたが、力ずくで引っ張ってもカメの歯はますます深く食い込むばかり。悲鳴を聞いた近所の人が、カメが鼻先にぶら下がった彼女の様子を見て驚き、とっさに自宅で飼っているニワトリを抱えて彼女の部屋へ走ってきた。そしてニワトリの頭を叩くなどし、コケコッコーと鳴かせようと懸命になった。中国には「ニワトリが鳴くと、カメが口を開く」という言い伝えがあるのだ。しかしそれも効果なく、カメは反応を示さなかった。いやそれどころか、ますますチョウさんの鼻に強く食いついた。

痛さのため失神寸前だったチョウさんは、耐え切れずに壁に倒れ込み頭を打ちつけてしまった。するとその衝撃でカメが床に落ち、チョウさんの鼻はなんとか顔からもぎ取られることなく済んだのだった。軽い気持ちでカメとキスしようとしたことが、なんとも不幸な結果になってしまったものだ。

医者の話によると、カメにかみつかれた場合には、力で引き離そうとしても逆効果なので、カメが自然に口を開くよう水につけるなどして鼻孔を塞ぐことが先決だという。とんだ悲劇に見舞われたチョウさん、カメが本当に憎らしくなり、一時は殺そうとも考えた。しかしやっぱり一緒に暮らしてきた愛着があって、再びカメをペットとして世話する日々を送っている。

レコードチャイナのカメラマンは、チョウさんとカメのツーショットをカメラに納めたいと申し出たが、赤く腫れ上がったこの鼻では恥ずかしくて、彼女は首を縦に振ってくれなかった。ただ、いくら愛しいカメでもある程度距離をはかって接しないと、思わぬアクシデントに見舞われるということを、皆さんに身をもって訴えたいとのことだ。そしてレコードチャイナを通して、カメに接する際にいくつかの行為はとても危険だと注意を呼びかけた。
(Record China) - 11月25日18時16分更新
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=3997


ええ、長いですが全文引用させてもらいました。
もはや楽しすぎて(失礼)特にコメントはないですが、、、、


さて、中国では、「ニワトリが鳴くとカメが口を開く」という言い伝えがあるとのこと。日本で言う「スッポンは雷が鳴くまで離さない」の元ではないかというのが、私の勝手な推測です。中国のこの言い伝えも同じような意味というか、ニワトリが鳴けばびっくりしてカメも口を開けるとの趣旨だと思います。中国の方がより積極的にカメの口を開けてやるという意気込みが感じられて、日本よりもポジティブな感じですが。
ニワトリ作戦は失敗だった風に記事なっていますが、あながち失敗でもなさそうです。
①ニワトリがなく
②さらに食いつく
③のたうち回る
④壁に頭をぶつける
⑤その衝撃でカメが口をあける
ね。「風が吹けばなんとやら」式に大成功。ちゃんちゃん