ウミガメ上陸で車両乗り入れ規制

 新宮市環境省熊野自然保護管事務所は、アカウミガメが上陸、産卵する可能性のある5月1日から9月末まで、同市から三重県熊野市にかけての吉野熊野国立公園内の海岸への車両乗り入れを規制する。期間中、地元自治体や新宮市三重県紀宝町などでウミガメの保護活動に取り組む民間団体と共同で巡回監視をする。

 公園内への車両の乗り入れ規制は、自然環境保護や動植物の生息環境の悪化防止を目的に全国で行われている。違反すると50万円以下の罰金か6カ月以下の懲役が科せられる。

 環境省などの調査では、4輪駆動車が砂浜を走行すると地表から15センチの深さでタイヤ1本当たり約100キロの重さがかかる。ウミガメの卵があれば割れる上、ふ化直後の子ガメはわだちを越えられないため、海にたどり着けなくなり死んでしまうという。

(紀伊民報)'07/04/22

今年もいよいよ始まりますウミガメの季節。

冬の間、亀の冬眠とともにニュースも途絶えておりましたが、
春になりようやく、ちらほらニュースが出てきたかなあ、と思いきや、
はや、ウミガメのニュース。

ウミガメの産卵のある海岸に車輌で乗り入れるなぞ、もってのほかですが、
なるほど、記事にあるとおり、卵が割れるだけではなく、わだちの問題もあるんですねえ。

昨年は、産卵が少ない少ないというニュースばかりでしたが、
さて、今年はどうなるでしょうか。