アカウミガメ上陸激減 明石、淡路は産卵なし


 産卵のため日本の砂浜に上陸するアカウミガメが今年は激減した。兵庫県内の産卵地、明石市と淡路島でも九日現在、産卵は確認されていない。産卵減少の理由は不明で、関係者は心配を募らせる。
 日本は北太平洋で唯一の産卵地。日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、上陸回数は減り続けてきたが一九九七年に下げ止まり、最近は毎年四千-五千回。高知沖では、定置網にかかる若いカメが増えている。
 だが今年は、沖縄県から中部地方にかけての主な産卵地のほとんどで上陸数が激減、半分程度だったとみられる。
 これまで産卵が少なかった翌年は大幅に増える傾向がある。同協議会の大鹿達弥研究員(34)は「ウミガメの産卵は二年ごと。前年に産卵に訪れた個体が今年来なくても不思議はない」と期待をつなぐ。

神戸新聞 (10日17時59分)

ということで、そろそろウミガメの上陸数もまとめの時期に入ってきましたが、やはり今年は激減。どの海岸の記事でも今年は減少、増えたなんて記事は一度も読んだことはありません。
しかし、ほんとに何があったのでしょう。
ウミガメの産卵は隔年で去年は比較的多かったようなんで、「オリンピックイヤー、ワールドカップイヤーはあんまり注目されないから、これからは西暦奇数年に産もう」ということになったのか。来年の大量上陸に期待。