アオウミガメ9年後岩手に

岩手県沿岸の定置網で9月、メスのアオウミガメが捕獲され、体につけられていた標識から、2千キロ以上はなれた沖縄県八重山諸島で9年前に漁師に捕獲され放流されたカメであることが東大大学院生の楢崎友子さんらの調査で分かった。アオウミガメの親は、産卵場の小笠原諸島と、本州の間を回遊することが分かっている。しかし、今回見つかったのは、生育途中の若い個体で、専門家は「これほど遠くまで北上するとは驚き」と話している。11月に三重県で開かれる日本ウミガメ会議で報告する。
朝日新聞)2006/10/10夕刊

徐々に涼しくなってくると、変温動物であるカメ達のニュースも減ってきます。そんななか久々に研究系のニュース。
日本近海を泳ぐカメたちのうち、一生のうちに一度も人の目に触れないカメは基本的にいないと考えたほういいぐらいなんでしょうか。このカメは既に網にかかること2回目。そのたびにタグをつけられたら、そのうち甲子園の優勝旗みたいになっちゃうな。